essay: 2008年10月アーカイブ

たまたま鉄道博物館に行く機会があった。鉄道博物館ができてから、
ずっと行きたいと思っていたのだが、1年経ってしまった。やはり
行ったら、とても興味深く、あと何回かは来て、きちんと見たい、と
思ってしまった。閉館間際には空いていたので、中央線101系の運転
などがあり、結構、楽しんで加速とブレーキ掛けなどをやったりした。
 
何よりもすごいのは、実物が大量にあること、である。今回は、
ジオラマを見ることができなかったので、模型の方はちょっとわから
ないのだが、ヒストリーゾーンに、歴史を追って実物の車両が置いて
あるのは、圧巻である。見ただけですごいし、面白い。
 
さらに興味深いのが、外にある乗り物で、自分で運転できる模様。
今度、予約して、運転してみようと思ってしまった。ミニ運転列車
いうもので、ATS-PやATCがきちんと実装されているそうで、やる
価値はありそうである。
 
さらにすごいのは、D51のシミュレータである。これは圧巻であるし、
かつ、リアリティがすごく高い。よく練られていて、細かく、まだ
気がつかない所がたくさんあると思うが、運転シミュレータとしては
素晴らしいと思ってしまった。まずは、運転が難しい。D51を動か
そうと、加速をいれても、数秒は動いてくれず、本物をシミュレート
している。そして、良いのが、音と振動。この感覚がリアリティを
とても増していることがわかる。リアルな物を触って、かつ、ある
程度はシミュレータとはいえ、D51の運転体験をできるこのシミュレータは、
素晴らしいと感じてしまった。いつかまた体験したいと思う作品である。
 
また、ぜひ、行きたいと感じさせるものだった。
 







今日は、DIGITAL CONTENTS EXPO 2008 や その中の、ASIAGRAPH
in Tokyo 2008
などに少し関係していることもあり、お台場に来た。
日本科学未来館にて、様々な展示や発表、シンポジウムがなされていて、
技術展示やアート展示などが混ざった空間が出来ている。
 
その中で、今日はテレビの取材等が行われており、興味深かったので、
いろいろ観察してみていた。まず感じたのは、取捨選択をして、自分で
理解できる範囲で説明できるようにし、そのなかで番組のイメージを
作って撮影していることである。さらに、3,4時間くらい撮影に時間を
かけていて、番組4分くらいにしかならない。撮影した大部分は捨てて、
ストーリーを作るのに必要な部分だけを選択している。そういう意味で、
取捨選択が大胆に行われており、テレビにするにはそれだけのコストを
かけているのだ、ということを実感した。
 
また、伝えにくいものもテレビになりにくいし、ごちゃごちゃしていると
それもテレビに伝えにくい。わかりやすく、かつ、新鮮で、かつ、面白い
というのが必要なのかもしれない。

日本舞踊見学

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最近、日本文化に注目して、手当たり次第、体験できることを
体験している。先日は、日本舞踊を見学した。能楽堂で行う
日本舞踊であり、近くに行くとお化粧も着物もきれいで、
面白かった。日本舞踊自体は、若柳流という歌舞伎舞踊であり、
いくつかの演目を見学することができた。
 
まず、見てみた感想は、歌舞伎っぽい、ということである。
はじめ「見得」を切らない舞踊が日本舞踊かな、と思ったが、
そうでもなく、女性もやる歌舞伎が、日本舞踊かな,と思ったり
した。見ていて、歌舞伎との違いがあまり感じられず、長唄も
あり、わからなかったので、調べてみた。
 

舞踊が歌舞伎の1要素と認識されると、歌舞伎の振付師達が独立し、
舞台の仕事の合間に町で稽古場を設け、一般民衆向けに舞踊を教え
始め、この時から舞台上の舞踊とは別に、庶民のための歌舞伎舞踊
が誕生する。この歌舞伎舞踊は「かぶき踊り」の系統を継いで、
主に女性によって完成されてゆき、その進展途上で先行して存在した
「舞」の要素を採り入れ、更に舞台同様、「振」と呼ばれる物真似的
要素を加えた。表舞台に出ることは無かったが、歌舞伎と並行して
発展し、後の流派に繋がってゆく。

http://www.nihonjiten.com/monogatari/data_4.html
 
ということで、道理で歌舞伎と似ている訳がわかった。歌舞伎座に
いくとイヤホンガイドで意味がわかるので、物語が楽しめる。今回は
それがなかったので、長唄から意味を取るのがちょっと難しく、
ストーリーはわかったものの、十分には楽しむことが出来ない感じで
あった。やはりストーリーをきちんと追えた方がよい、ということを
感じた。

東京ゲームショウに、ニューロスカイ(NeuroSky)がでていた。記事はこちら。
脳波測定機能がたった50ドルの製品に!
“ニューロスカイ(NeuroSky)”、スクウェア・エニックスと共同開発した脳波コントローラーのデモを出展
“ニューロスカイ(NeuroSky)”によって脳でゲームをコントロールする日がくる?
 
これは上記の記事を見てもらえば分かりやすいが、脳波を使ってゲームをする
というアプリケーションである。感想を端的に言えば、荒削りでも商品化まで持って行った
ところは素晴らしいな、という感じである。脳波としては取り方は単純で1極の電極で
Referenceを耳の部分で取る。もちろん、筋肉が動けばノイズが乗るのはしょうがない。
ヘッドフォンの形をしており、これでうまくフィッティングして、前頭葉(おでこ)のあたりで
脳波を計測する。
 
この脳波を使って、Attention(集中)、Meditation(リラックス)などをアルゴリズムに
より抽出し、これで、ゲーム内の物体を動かす、というデモをしていた。また、脳波を
きれいに可視化して見せるツールなどもあり、なかなか良かった。さらにはDSで、
脳トレではないが、脳トレのような記憶ゲームがあり、脳波からでた集中度などを
フィードバックしてゲームに反映させる試みもしているようだった。
 
やってみた感想としては個人的には集中は結構うまく適応でき、リラックスのほうが
若干、難しい感じであった。ただ、思ったよりも操作でき、もちろん操作が一軸で
あるために簡単であるが、動かせる気にはなった。インタフェースの一つとして
脳波の可能性もあるな、と感じさせるものであり、しかも価格が安く発売される
予定と聞いて、見込みはありそうだと思った。生体信号をつかったものが世の中に
心拍程度しかあまりでていないが、徐々に、こういう製品も伸びてくるのだろうと
感じさせるデモであった。
 

東京ゲームショウ2008

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東京ゲームショウ(TGS)に行ってきた。海浜幕張なので、少し遠いかと
思ったが、面白いものに出会えるのでは、ということで見にいってきたわけだ。
ビジネスデーであったため、すいている感じであり、ゆっくり見て回れたのは
良かった。

新しい流れとしては、iPhone系も出ていた。こちらに記事もあった。
 着実に増加するiPhone・iPod Touch用ゲームの数々【TGS 2008】
芸者東京エンターテインメント「とびだせ、くまちゃん。」という擬似3D的な
のも出ていて、遊ぶとかわいい。
 





ノーベル化学賞も。

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ノーベル物理学賞3人に続いて、ノーベル化学賞も日本の研究者が受賞という
ニュースが昨日あった。連日で、素晴らしい。アメリカ・ボストン大名誉教授の
下村脩さんである。GFPは有名であり、実験で使ったことはないが、利用した
絵はよく目にするくらい普及している。本当に活用されている研究だと思える。
 
今回のノーベル賞受賞の4研究者は、日本で育ったというものの2名はアメリカ
で研究し、かつ、今もアメリカにいる。それだけアメリカの環境が良かったことも
言えるし、その受け皿としてもアメリカは良かったのかもしれない。日本の研究
力というのもあると思うが、やはりこういう人を世界から集める、あるいは、魅力
ある場所、というのは作っていかなければならないのだろう、と感じる。
 
ともかく素晴らしいニュースだな、と感じた。
 
またノーベル物理学賞を受賞された小林先生には、今年、とあるパーティーで
ご一緒していたことがわかり(そのときは、名前だけ拝見していたはず)、
同じパーティーに出席できていて、ちょっと嬉しい気分だった。

今夜、ノーベル物理学賞に、日本人3名の研究者が選ばれた。素晴らしいニュースである。
米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん、高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所
元所長の小林誠さん、京都大名誉教授の益川敏英さんである。ともに素粒子の研究者であり、
ノーベル賞を期待されていた研究者の方々だった。小林・益川理論によって、クォークが
6種類あることを予言しており、以前から研究の中身は知らなかったものの、名前だけは
よく聞いたことがあった。南部さんの「対称性の自発的な破れ」についても詳細はしらない
ものの、聞いたことがあったような気がする。
 
今回のノーベル賞を考えると、湯川さんから続く、日本の理論物理、素粒子物理学の歴史が
よく評価されているように感じる。しかも3名一度、となると、素粒子物理学の基礎は
日本が大きな役割を果たしたと言えるのだろうと感じた。テレビでインタビューを聞いていると、
以前の仕事が評価されて、ノーベル賞になるのは戸惑う、という言葉と、科学者としては
理論が実験で証明されたときの方がうれしい、という言葉は、なるほどな、と感じた。
もちろん、ノーベル賞はうれしいに違いないが、過去の仕事が、現代にも影響を与え、
それが実験でも証明され、それが評価されたとなると、時間もたっているし、きちんと
仕事していてよかったと、感じているのではないか、と想像したりしていた。
 
ともかく、日本の科学界に取ってはGood Newsである。

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