JR東海道新幹線。関西に行くときに乗るが、パーサーのお仕事については、
詳しく知らなかった。グリーン車にのると、おしぼりをくれたりする(東北新幹線
だと、お茶かコーヒーをくれたりするので、サービスが良いかも、と思ったり。。。)。
またワゴンが何回か通ったりしている。そういう方をパーサーと呼ぶ。
パーサーは、何人ぐらいワゴンを押しているんだろう、や、一日、何往復
くらいするのだろうか、や、どう売っているのかな、と疑問に思ったりしていた。
また、パーサーで、売り上げが何倍か違う人がいるらしく、しかも、ワゴンへの
乗せ方の違いだけで売り上げ1番になっている、といううわさだけは聞いていて
(天声人語に載っていたのを、おそらく読んだのだと思う)、本屋さんに平積み
されているのを見て、思わず買って読んでしまった。まだ23才の著者の初々しい本。
天声人語 http://www.jcfl.ac.jp/campustopics/topic32.htm
アルバイト採用から正社員になり、いろいろ自分なりに工夫して、習ったことを
実践して、パーサーとして一生懸命、仕事をしていったら、成績一番で、3倍の
売り上げを上げていく話が書かれている。等身大の話でとても良い。
お客様とのアイコンタクトや、何を望んでいるのか、などを考えて、ワゴン販売、
トレイ販売をしていく。一日一往復から一往復半。そのなかでチームで、仕事を
していく様子が描かれている。
意外と雑学多くて面白い。パーサーは、のぞみ5名、ひかり3名、こだま2名。
車掌資格を持ったパーサーがグリーン車の改札業務も行ったりする。
ワゴンには50種類の商品があって、4つの時間帯にわけて、載っている物が
違うそうだ。そして、A車ワゴン(1~7号車を回るワゴン)担当の場合、東京と
新大阪の間で、ワゴンを3往復するそうで、距離にして1km以上。その他、
のぞみ3号などを3Aと呼ぶといった雑学などが盛りだくさんで、裏側を知る
感じでなかなか面白かった。
300円のコーヒーはマニュアルが6ページあるほどで、きちんと入れている
コーヒーとのこと。今度、載るときは、それを思って味わってみようと思う。
参考になる点として、「接客の五S」
・Study 自学・自習
・Sincerity 誠実
・Smile 笑顔
・Speedy 迅速
・Smartness 機転が利く
というのがあるそうだ。
さらに「接客にあたっての五A」というのがあり、
・アタマニクルナ
・アワテルナ
・アセルナ
・アキラメルナ
・アテニスルナ
というものだそうだ。
その他、アイコンタクトや、仕事を考えて、お客様本位で行っているために、
よく売れるんだろう、ということがにじみ出てくる話が書いてあり、真摯に仕事に
立ち向かう姿が垣間見えて良いな、と思う。
外にもパーサーの服装の厳しさ、言葉遣いなどもかかれていて、少しパーサーの
仕事が身近になった気がする。
ちょっと調べていたら、山形新幹線にも斎藤泉さんという4倍売り上げる方がいる
そうだ。なんか、アプローチは似ている感じがする。
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/10/post_7417.html
http://www.satonao.com/archives/2006/08/post_1726.html
ともかく、次の新幹線に乗るときにはとても関心をもってパーサーの仕事ぶりを
眺めてしまいそうな気分になる本だった。

新幹線ガール
徳渕 真利子
メディアファクトリー 2007-03

